台湾で生きる人。日記🇹🇼

台湾在住の渡邉が日々を伝えます。

日台友好を再認識した東京オリンピック🇯🇵🇹🇼

你好〜〜!!!

 

みんな知ってる通り、今日本で開催されているオリンピック!

その開会式で今までとは違う出来事があったのは覚えてますか?

 

チャイニーズタイペイ→台湾

従来のオリンピックではテレビでも台湾の正式名称「中華民国」ではなく

「チャイニーズタイペイ」と呼ばれていました。

 

もちろんユニフォームにはこれまで通り「チャイニーズタイペイ」でしたが

テレビで「台湾」と呼ばれたことには感動しました。

 

このニュースは台湾現地でも報道され、多くの台湾人に感動を与えました。

そして日本人だけでなく台湾人も日台友好の再確認ができたオリンピックの

始まりだったのではないかと思います。

 

これまでも台湾は「東日本大震災」の際に200億円もの義援金やいち早く救助隊を

派遣するなど、日本に対する思いを行動にしてきました。

 

この時の台湾救助隊を民主党は最初、拒否して入国させませんでした。

中国の目を気にしていたため、台湾の優しさを踏み躙った。

 

そもそも、台湾は戦前日本に占領されていたにも関わらず、

なぜ親日となったのか???

 

ここって意外にも歴史では深く習いませんよね?

 

台湾が親日な理由

日本は当時の中華民国(現:中国)に日中戦争に勝利し台湾の領土を

日本のものとしました。当時領土をあまり持っていなかった日本にとって

台湾はとても貴重な領土でした。

それもあり、大切に土地開拓やインフラ整備を行っていきました。

 

台湾原住民と日本軍の抗争

 

しかし駐台日本軍の現地人(原住民も含む)に対する扱いは少々厳しく、

全ての人間に日本語を話させ、現地語を一切禁止しました。

(台湾語等話せば罰せられるほどでした。)

 

そんな中、原住民と日本軍が仲良くしている最中、1人の原住民と1人の日本軍人

によるいざこざがきっかけとなり、互いの関係にヒビが入ります。

 

それから、ずっと日本軍に対し不満が溜まっていた各原住民が結成し日本軍に

立ち向かう形で抗争が起こりました。

武器等で見れば日本軍の方が圧倒的ですが、土地勘がある原住民は生い茂る

森を利用し、日本軍を圧倒していきます。

 

しかし、最終的に日本軍は軍事攻撃を強化し形勢逆転します。

最後まで戦うことを諦めなかった原住民の男性は抵抗し続け、日本軍に捕まり

捕虜になることを恐れた女性及びその子供たちは森の中で自殺をしました。

 

原住民の一部の人は未だこの出来事を根に持っています。

それは当然のことで、自分の国の歴史を知り、どう思うかは自由です。

 

自分は台湾に来るまでその史実は知らず、とても恥ずかしいと思いました。

それ以降、自分で台湾の歴史を調べ、日本が台湾に行った行為や、台湾が

それでも親日である理由などを自分なりに考察してきました。

 

台湾よ、なぜ親日?

1番理由に挙げられるのは、やはり現在にも残るインフラを当時

完璧に作り上げたという点でしょう。

 

日本が統治するまでは中国の一部であった台湾は、インフラ整備など

全く行われていませんでした。

当時は中国本土のインフラですらまともではなかったので、当然と言えば

当然ですが、それが日本によって整備され住みやすくなれば誰でも

「嬉しい!」って思うはずですね。

 

終戦後、日本軍及び在台日本人は皆日本へと帰国しました。

 

その後、台湾は中国へと返還されます。

中国本土では、共産党(現中国)と国民党(現中華民国)が対立をし

国内で戦争が起こりました。

人数的にも不利だった蒋介石率いる国民党は党員を連れ、台湾へと逃亡します。

 

国民党が台湾で見た光景に驚いたそうで、中国より劣っていると思っていた

台湾がこんなにも先進的で輝いているとは予想だにもしなかったようです。

 

蒋介石は台湾に着くなり、統制をし国語を日本語から中国語へ変更するなど

日本文化の徹底的破壊を行なっていきます。

 

そこで、台湾国民は国民党の行いと日本軍の行いを比較し始めます。

違う国とはいえ、自分たちのことを同じ民族のように扱い、インフラ整備から

生活の改善まで色々丁寧にしてくれた日本軍の方がいいという考えがここから

下の世代へと受け継がれ、親日国となった台湾があると思います。

 

少し長くなりましたが、

ずっと国際的に制限を受け続ける台湾ではありますが、少しずつ少しづつ、

着実に変わっているというのを感じさせられます。

 

コロナ禍で台湾のコロナ封じ込めが世界的に賞賛され、アメリカやヨーロッパ各国

台湾支持国が増え、次は日本であって欲しいと誰もが’願います。

 

そもそも国という括りではなく、人と人で見た場合、日本人と台湾人は

もうすでに切っても切れない関係であると思っています。

 

この問題はどうしても政治的な問題が絡んできますが、人単体で見れば

何の影響も受けず、互いを支え合う関係であることには間違いないです。

 

それを東京オリンピックで再認識できたのではないかと思います。

 

再見〜〜!!